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府中こども絵画教室

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【石膏を描こう!】デッサンよりも難易度は低めで挑戦!/府中絵画教室

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こんにちは!講師の平郡です!

今回の課題は「石膏像を描こう!」です

「石膏像=デッサン」
のイメージが強いと思いますが
いきなりデッサンというのも難しいものです。

そして対象はこどもになるので
なんとか石膏像を難易度低めで描けないものかと
試行錯誤して今の姿になりました。

難易度低めですので
実際の石膏像を描くのではなく
写真の石膏像を描いてもらいます!

【石膏像を描こう!】プロの画家が考える実物よりも写真がいい理由

 

なぜ実物より写真がいいのかというところですが、
まず石膏像に限らずですが
ものを描くというのは
光源がはっきりしてるものが好ましいのです。

実物でも光の方向ははっきりできるのでは?
と思うかもですが、
実物の光源を調整する場合、
窓からの光や蛍光灯の位置などで
光源がバラバラになります。

絵画専門のアトリエとかならまだしも
ここの教室のように
テナントシェアしている場合や
自宅開業とかだと
なかなか光源を絞るというのは難しいのです。

できないことはないのですが
めっちゃ暗い部屋になります。笑

ただでさえずっしりとした重々しい雰囲気の
陰気な石膏像ですので
明るい教室で描きたいなーということで
当教室は
今の所、写真を見ながら描きます。

もう一つの理由は
やはり石膏像はものすごく場所を取る!!!!!

上記のように
あまりスペースがなかったり、
光源がバラバラになりそうであれば
写真がおすすめです^^

ただし、写真を見て描くことは
2次元を2次元のまま描くこと、
実物を見て描くのは
3次元を2次元に直して描く、ということなので
だいぶ難易度が変わります。

〜中学生までは写真でいいかなーと思いますが、
受験を考えているなどあれば
実物の見れる教室を受講することをおすすめします!

 

■課題:【石膏像を描こう】

■画材:アクリル(ガッシュ)白、黒のみ

■素材:石膏像(写真)

■描くときのポイント:
①グレートーンをできるだけたくさん使いましょう
②光源を意識しよう
③石膏=白という概念から離れよう
④下書きは折り目をつけてみて!

 

【石膏像を描こう!】ポイント①グレートーンをできるだけたくさん使いましょう

 

石膏像を描くときのポイントその①です。

グレートーンをできるだけたくさん使おう!
ということですが
使う絵の具の色自体は白と黒のみです。
白の配合を多くしたり
黒の配合を多くしたりして
グレートーンを調節します。
立体的なものを描くのですから
光の当たってる部分と影の部分は
同じグレーにはならないはずです。

写真とよく見比べながら
どこが一番暗いのか
明るい箇所のグレーはどのくらいの濃さなのか
色々考えて描いてみましょう!

 

【石膏像を描こう!】ポイント②光源を意識しよう

 

光源→光が当たっている方向のことです。

せっかく光源のわかりやすい写真を
使っているので
明るい場所、暗い場所は
一目瞭然なはずです。

自然光だと描いてるうちに太陽が傾き
いつの間にか違う方向が明るくなってたり
暗くなってたりととても難しいですが
写真は変わらないので
じっくりよーく観察してみましょう。

明るい箇所、暗い箇所をはっきり描くだけでも
かなり立体的な像が描けます。

 

【石膏像を描こう!】ポイント③石膏=白という概念から離れよう

 

私が初めて石膏像を描いたのは高校3年生の時でした。
美大受験というのをいきなり決めて
いきなり予備校に入り
初めて石膏像の存在を知って
その日に初めて描きました。

高校3年生というとそこそこ大人なので、
初めて石膏像を描くといっても
光と影があるという認識はちゃんとありました。

なので
こども絵画教室を初めて、
こども達が口々に
「白いものなのにどう色をつけるの?」
と言っているのを聞いてびっくりしました。

大人が石膏像を描くときに
影の部分を暗い色と認識している部分は
こども達は
「影で暗くなってるから暗い色を使うんだよ」
と言われないとどういうことか分からない
ということです。

生まれて数年なのでまだまだ
視覚と脳を結びつけるのが未熟なのです!笑

忘れていたこどもの感覚を思い出しますね^^

ということで
石膏=白いだけで色がない
という固定概念から離れさせて
白、黒、グレーでできた像という認識を
新たに植えてあげるのが
私たち絵画教室の役目なのかなーと思います。

 

【石膏像を描こう!】ポイント④下書きは折り目をつけてみて!

 

石膏像の描き始めですが
ここは人によってばらつきがあります。

  • 上から順番に描いていって下まで入らない子
  • 大きく描きすぎで全てがはみ出てしまう子
  • 小さく描きすぎて余白だらけになる子。

石膏像をバランスよく描くのは至難の技なんです。
私も最初は大きく描きすぎで
顎までしか入りませんでした。

慣れてくると全体像を描いてから
徐々に細く・・・
と言ったことができるのですが
初めての石膏ですので
本来ならみたまま自分の感覚で
進めていって欲しいですね。

ただ、ここは絵画教室なのでバランスよく描くために
下書きの段階で石膏像の写真にマス目を入れ、
画用紙にも同じようにマス目を入れてもらい
みんながバランスよく描けるコツ
授業でやっていきました!

出だしでつまづくと途中で嫌になることは多いので
この方法はなかなかうまくいったんじゃないかと
思います^^

 

【石膏像を描こう!】まとめ

 

みなさん苦しみながら
石膏像絵画に取り組んでいました!

ポイント4つを踏まえて
ぜひまた挑戦してもらいたいものです^^

小さい子には難易度が高すぎたようなので
小学生未満の子にはもう少し簡単な方法を
考えなければというのが今回の課題の反省点でした。

何年か通ってる生徒さんは
前回のと比較してみてくださいね!

 

生徒さん達の作品

 

 

描き方の見本を掲示

講師
平郡かや

 

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