こども絵画教室でコラージュ作品を作ろう!絵画と工作を合わせたアート
こんにちは!
講師の平郡です!
今回アート教室で行った課題は
「梅雨のコラージュアート」です!
コラージュってなあに?
なんか聞き慣れないなあ?
という生徒さんや保護者の皆さんのために
できるだけわかりやすく解説いたします!
解説だけだとイマイチピンと来ないこともありますが
持って帰ってきた我が子の作品をみて
なんとなくこういうことだったのか!
というのがわかってもらえると嬉しです^^
文書で説明したり
口で解説してもなかなかわからないことや
伝わらないこともあるので
かーやんアート教室では
見本を置いておくこともあるんですよ!
実際私は説明を口頭で聞いて
すんなりわかるタイプではないので
そういう子もいるだろうなという気持ちで
日々課題を出しています^^
コラージュアートは工作に近い?こどもから大人まで楽しめるアート
はい、まず最初にコラージュの意味ですが
コラージュとは
実はフランス語なんですね!
「糊付け」という意味なんだそうです。
絵画技法の一つとして
アート界でコラージュという名で知られています。
通常の絵画は
画用紙やキャンバスなどの支持体に
絵の具などの画材で絵を描きます。
コラージュは絵を描くだけでなく
新聞の切り抜き、柄の入った紙、書類などなどを
組み合わせて造形作品を作る
という技法です。
ちょっと工作にも近いかなと思いませんか?
コラージュは絵画と彫刻の境界をなくすことを
可能にした技法なんですよ^^
現代美術から始まったコラージュの歴史!現代アートをもっと知ろう!
アートや絵画といえば「印象派」という人も
多いと思います。
正直私も印象派という言葉以外のアートの印象
全然ないです笑
でも意外とみんな聞いたことがあると思いますが
「現代アート」という括りもありますね。
聞いたことはあっても絵はよくわからないし、
あんまり好きじゃない人が多いかなと思います。
余談ですが美大生といえば現代アートよりの
よくわからない絵を描いて
これが芸術だ!!
とめちゃくちゃ主張が激しいイメージです笑
そんなよくわからない現代アートですが、
コラージュも現代アートなんです。
始まりはみなさんご存知
パブロ・ピカソ。
ピカソはなんであんなよくわからない絵で
有名なのかは
ピカソが常に新しいことをしているからなんですね^^
あとジョルジュ・ブラックという画家です。
ピカソとジョルジュが一緒に始めたのが
コラージュの始まりです。
始まりはピカソとジョルジュブラックですが
この時はまだ今のコラージュの形ではなく
絵画メインだったようです。
なんやかんやこの始まりのコラージュから
発展させていった人物がマックス・エルンストという
画家で彫刻家がいて
布や新聞、ビーズ、針金など絵画以外のものを
色々と画面に貼り付け段々と今のコラージュの形になりました。
これがきっかけで
コラージュという技法はどんどん世界中に広がっていき
展覧会などで広く知られることになりました!
(ただ世間一般には
あまり知られているイメージないかもですね)
現代アートは説明が難しい!コラージュは実際にやった方が楽しいよね
こんな感じで現代アートって
絵画という概念から新しいことを生み出そうとした時代で
結構複雑で説明がなかなかうまく伝わらないんです。
現代アートは実際に自分で作品を作ってみて
ただ「わからない」という感想から
こんな素材を使ってるのはなんでだろう?
とか
何を作ったんだろうとか
作者の意図を知ると楽しいのかなと思います^^
ということで
コラージュはいろんな素材を使って
絵画と造形の中間地点の作品を作るという感じで
こどもに楽しい課題だと思います!
この課題を機に
ぜひこれからの作品にも取り入れていけると
作品のバリエーションも増えますよ!
こども絵画教室でコラージュ!工作と絵画の境界線をなくそう!
今回こども絵画教室でコラージュアートを
やったわけですが
みんな予想を遥かに上回った素晴らしい作品を
作ってくれました!
私の拙い説明でしたが
多くの生徒さんたちは
コラージュを理解してくれたように感じます!
あんまりよくわからなかったなーという
生徒さんもいたかと思いますが
工作要素も相まってなのか
その辺の美大生顔負けの作品でした!
むしろ好奇心の塊で作る作品の方が
美大生の「現代アートってこうだろ?」
という作品よりも
断然いいものになりました!
持ち帰ったお子様の作品
どうでしたか?
感想や苦労したところなどを聞いた上で
ぜひ現代アート展に足を運んでみてください^^